2月20日例会


会長の時間

 今日は訃報からお伝えしなくてはなりません

 2740地区次年度の辻ガバナーエレクトが昨日、ご逝去なされました。辻エレクトは千葉年度のガバナー補佐という事で当時の千葉ガバナーの地区運営にも大きくご貢献頂いた方でした。心よりご冥福をお祈りいたします。

 さて、今日は皆さんにお尋ねしたいと思います。

 目の前には大富豪がいます。イメージが湧かなければ、本田清秀さんを思い描いてください。本田さんが、あなたに「家の金庫にも現金が入りきらんごとなったばい。あんたには世話になってるけん、3,000万円あげよう。でも、ただでやったのでは面白くない。」

 本田さんもいたずら心がでて、あなたに2択でいこうと提案。

 A案は無条件で3,000万円あげる。

 B案は自分にジャンケンで勝ったら1億あげようじゃないか。という2択です。

 さて、あなたはA or B?

 これはプロスペクト理論のテストです。

 プロスペクトとは直訳で「期待」「見通し」「可能性」という意味だそうです。

 Aをチョイスされた方は当然、手堅い経営をされる方、Bをチョイスされた方は大成功を収める可能性がある方、だそうです。

 ものの考え方はこうです。ジャンケンの確率は5割。1億円で勝率5割のジャンケンとなるわけです。

 つまり5,000万円の「期待値」があるという事です。

 3,000万円もらった人に比べ、ジャンケンで勝ったら1億は3.3倍。じゃんけんの確率の5,000万円でも1.67倍。

 「負けたら損する」という人がいますが、負けても元々はゼロだから損は無し。という事で、これは本田さんにジャンケンを挑むのが正解ということです。

 こういう考え方を含めてプロスペクト理論というそうです。プロスペクト理論、なかなか面白いと感じました。

 今日はインターアクトの末吉先生を招いての卓話となっています。先生、よろしくお願い致します。


卓話

鎮西学院高等学校インターアクトクラブ顧問 末吉 幸子 様