会長の時間
本日のデザートはメンバーの川野さんから皆さんへ「すっぽんコラーゲンゼリー」をお召し上がりくださいとのことです。川野さんに御礼申し上げます。
先週、先々週と歴史を引用して情報の大切さ、生き様・死に様の日本と欧米の文化の違いを話をさせて頂きました。
約2名の後輩から歴史が嫌いな人には不評だったと注意を聞き、話し手の満足感と聞き手の満足感は必ずしも比例しないという事を分かっていたつもりでしたが、改めて痛感いたしました。
そこで本日は父親の思い出を語りたいと思います。
私の父大石竜昭は当クラブのチャーターメンバーでご存知の方も数名いらっしゃると思います。
そこで、父が私に残した生前の語録を紹介したいと思います。
父は哲学的、屁理屈、めんどくさいが面白い父親でした。
次のような言葉を私に残してくれました。
「便利の利 不便利の利」 平戸大橋⇒宿泊業の衰退
「合理の理 不合理の理」 どちらにも理屈はある
「答えを出せない馬鹿と すぐ答えを出す馬鹿」
「頭が無い奴は 力を使え
力が無い奴は 頭を使え
両方無い時は 金を使え
みんな無い時は とりあえず大人しくしとけ」
皆さんのお父さんはどんな方だったのでしょうか?
以上会長の時間でした。
・米山奨学生 ハ・ティ・ヒエンさん
〈クラブアッセンブリー〉「第1回炉辺会合発表」
テーマ/「あなたにとって理想の老後は?」
A班/石本(仁)リーダー 池田(紘)セクレタリー
まず、リーダー石本さんから、現在の65歳以上の人口が3,625万人(100歳以上の人口が9万5,000人)、うち、働いている人が914万人、65歳以上の労災による死傷者が39,702人で過去最多となっており、その高齢者の労災の原因が、1位:転倒、2位:墜落・転落、3位:動作の反動、無理な動作(ぎっくり腰など)という発表がありました。つまり、高齢化社会が進む中で、高齢者の労働人口が増加し、それに伴い高齢者の労災事故の件数が増加しているということです。
ここから、今回炉辺会合のテーマ、「あなたにとっての理想の老後は?」について、ひとりずつ発表を行いました。A班のメンバーによる発表の内容は、
・ 「健康であること」
・ 仕事を続ける。健康に注意しストレスない生活をする。旅行や食事、趣味を楽しむ。
・ 仕事を現役で適度にしながら、身近なところで幸せがあればいい。
・ 家族・友人との時間を大切にし、皆が喜ぶことを追求したい。
・ 楽しく飲んで 楽しく食べて 楽しく打つ
・ 大好きな嫁さんと、大好きな犬と、家でのんびりしながら、大好きな孫たちが遊びに来たらお小遣いを110万円わたし、楽しく暮らす。
・ 70-80歳になっても友達に囲まれていたい。人との付き合いがあるのが一番かな。
・ 健康生活、金銭的裕福、社会的生活の3本柱を基本として各個人のバリエーションを加味して老後の目的として実行していく。
・ 世界の街並みや建物を見て回りたい。
以上のとおりとなっています。一番共通して多く出た言葉は、「健康」、次に「家族や友達、仲間」でした。
A班にとっての理想の老後は、「健康でありながら、家族や友人、仲間と笑って楽しく過ごす」ということだったと思います。
また、印象的だったのが、「仕事をしながら」というワードが見られました。健康の維持の中に、「仕事」が役立っているということを感じました。
二次会には、D班も加わり、池田先生のOP会の話や、山本幹事の「寸止め温泉」正しくは「寸又峡温泉(すまたきょうおんせん)」で大いに盛り上がり、すでに理想の老後を体現しているように感じました。
B班/田中(守)リーダー 田中(俊)セクレタリー
理想の老後について会合を行ったことで、それぞれの価値観や人生観が反映され、多様な内容が共有されました。
ある方は老後は、死の間際に初めて自覚するものと捉える方もいれば、自己実現を達成した後、自己超越しながら他人に尽くし、「素晴らしい人生だった」と言われるように生きていきたい。また、法に触れない範囲で好きなことをしつつ、他人に迷惑をかけずに生きるという声もありました。
多くの方が共通していたワードは「健康」です。健康であることを最優先に、多くの人と関わり続けたいという願望が多く見られました。キャッチフレーズに「連休は死後に取る」というユニークな表現もあり、節目を作らずに生涯仕事を続け、人と繋がり続けたいという考えもありました。
また、「海が見える小高い場所の平屋で愛犬と家庭菜園をしながら暮らしたい」、「たまに旅行やゴルフを楽しみながら穏やかに日々を送りたい」という具体的で素敵なビジョンを持っている方もいます。65歳まで仕事を続けて老後資産2000万円を貯めたいと考える現実的な意見や、ゴルフやギャンブルを楽しみながら社会貢献活動も見つけていきたいという意見もありました。
他にも、趣味に時間を費やしたいという方は多く、バイクや車、船、釣りなど自分の好きなことをとことん楽しみたいと考える方もいます。仕事を続けながら、趣味の範囲を広げていきたいという方もおり、そのために60~65歳までに遊べる資金を貯めたいという目標も語られました。
また、社会貢献を通じて生活を楽しみたいと考える方や、自分のモチベーションを維持するために目標を持ち、それを達成するために健康に気を配るという方も多く見られました。
65歳、超越されている方々からのアドバイスも興味深いものでした。「ゆっくり休むのは1年が限度」、「良い仲間を作ることが重要」、「仕事の継承後は次世代に口を出さない」、「夫婦円満の秘訣は、1日に半日は家にいないこと」、そして「厚生年金や積立保険への加入を勧める」といった意見が共有されました。
この議題を通して、健康、趣味の充実、社会貢献、仕事の継続など、多様な価値観が理想の老後に反映されていたと思います。それぞれが自分なりの生き方を追求し、充実した老後を迎えるために願望や目標を持って生活していく必要があると思いました。
C班/松尾(彰)リーダー 宮﨑(彰)セクレタリー
★老後??いつから??
★理想の老後は??
★そのためには??
〇 体が不自由になろうとも、住み慣れた場所を離れずに暮らす。
定年後、周りとのコミュニケーションが無くなるので、何か趣味を持ちたい。
のんびりと家族旅行をしたい。スポーツの趣味をもって体力づくり。
〇 昔から老後のことをあまり考えたことがない。どちらかというと老後というより常に死ぬという恐怖を意識していた。
理想は、老後はやはり元気でいたいというのが一番です。
貯金はなく借金がまだまだありますので、借金返済のために、まずは75歳まではバリバリ働けるように適度に運動をして健康を維持したいです。生活や仕事でもストレスを感じずに心も体も年齢より若く維持するというのが理想。できれば一人でぶらりとスポーツカーに乗って旅に出たい。
〇 一人暮らしも長くなり、「認知症になったら?」とか「孤独死をしたら?」という不安を感じ始めています。それでも老後に必要な資金2,000万円を何とか貯めようと頑張って働いています。ただ、蓄えることを目的とはせず、好きなことを楽しみ、ちょっとしたことに対しても幸福を感じながら、日々を過ごし、退職後も働いているときとは変わらずに生きていければと思います。入院することなく、死を迎えるギリギリまで、自宅での生活を変わらず続けられることが一番。
これは、現時点での考えです。状況が変われば、もしくはもう少し年齢を重ねれば、考えも変わってくるのかなとは思います。
〇 70歳といえば、一般的な人にとっては、仕事も引退し、いわゆる老後の状態といってもおかしくない年齢です。一体どこから老後なのか、難しい点もあると思います。しかしいろんなことができなくなり、自分のパフォーマンスが、ある程度できなくなってしまったところからが、本当の老後といえるのではないでしょうか。周りの人たちになるべく迷惑をかけないように立ち振る舞っているのが、理想の老後なのかもしれません。
〇 60歳で退職、70歳過ぎると死ぬ恐怖はないが、73歳母ちゃんと仲良く、孫が遊びに来られる家庭をつくる。
〇 若い時から老後を考えて、若い時から貯金。
〇 75歳から新老人。最後まで仕事、元気で周囲に迷惑をかけずに、ピンピンコロリ、健康である、少々のお金があり、心豊かに。
D班/森(浩)リーダー 牟田セクレタリー
・ ロータリーの先輩である栗林さんや八江さんのように、年をとっても元気に活動して現役でいられたらいいなと思う。
・ 自分は死ぬまで働こうとは思わない。職業的にいつでも駆け付けないといけず、オンオフのない生活をしてきたので疲れた。ゆっくりしたい。
・ 年の半分を妻が好きなハワイ、残りの半分を日本で過ごし、仕事半分、遊び半分で過ごせたらいいと思う。
・ 老後を楽しく暮らすには、心身ともに健康でいること、経済的な余裕があること。
・ お金を残しても健康でなければ何もなりません。
・ 私の理想の老後は早く仕事をやめて、社会的に拘束されず、資金的にも余裕があり、夫婦仲良く、健康で趣味を満喫することが理想です。
・ 老後の計画として入会したての頃に話していたのが森浩さんと橋本政二さんのアパートにひと間ずつ借りて3人で共同生活をする事になっていた。3人で楽しく笑って過ごすのが私達の理想の老後でした。
・ 先日、橋本さんに老後のアパートはちゃんと確保しておいてね と言ったところ「もうボロボロで住めるようなところはない。」と断られました。1抜けた橋本さんは最近嫁と寄りが戻ったようでもう私達は必要ないらしい。
・ 残った森浩さんと理想の老後についてこの後の2次会でじっくり練り上げてみようと思う。
・ 老後について、あまり具体的に考えたことがなかった。
・ 家族がいて、趣味の時間が増え、やれる範囲で仕事ができるといいなと思う。
・ 健康でいること。
・ 事業が安定し、従業員が安心して暮らせること。
・ 友人、仲間と楽しく有意義な時間を過ごせること。
・ 只今、終活中。65歳をめどに会社を畳むか、誰かに譲るか、会社ごと売却。しかし私の年代からの年金受給は70歳まで引き延ばされる可能性有り。やっぱりボケ防止の為に仕事を続けながら周りからは老害と言われてるかも。
・ 70歳過ぎて小銭があってもしょうがないから、もし孫でも居たら孫達を連れて好きな映画を見に行ったり気に入られる様に、お小遣い渡したりしているかも。
・ 嫁さんと旅行に行くとか想像がつかない。
・ 病気で長期間入院生活をして家族に迷惑掛けるより、好きな酒を枕にそのまま目を覚まさずにあの世に行くのもありかも。
・ 健康的な生活を送れることが基本です。(肉体的、精神的)
・ 親が私を産み育ててくれた事に感謝し、その気持ちを子や孫達に伝えられる様な老後を送りたいと思う。
・ 若いときは広く社会と関わりたいと思うかも知れないが老後となると身内や家族間で深く関われる方が幸せだと感じられるのかも……?
・ 84歳になるが、仕事をしていないとボケる感じがする。仕事をしていると人に会える。毎日人と会うことが自分の人生と思っている。人と会うのが楽しみ。人と会わないと自分の人生が縮んでしまう気がするので、まだ外に向けて活動していきたい。
・ 健康第一。
・ まだ現役で仕事をしているので老後のことを真剣に考えたことがありませんでした。
・ 理想のと問われたら健康で元気で人に迷惑をかけないが理想と思うがそれは無理
・ 母親は今年の12月で100歳になりますが3年8カ月前、庭で草むしりをしていてつまずき骨折し、千葉先生に手術して頂き歩けるようになり元気でろうけん西諫早でお世話になっております。頭も呆けてないしコロナが無かったら自由に面会も外出もでき最高なんですが家族に迷惑をかけないのでこれも理想かな?
・ 家系で70歳を越える人がいない。
・ 誰かのために何かをするのが楽しみなので、死ぬまで働くことができたら幸せだと思う。
E班/橋本リーダー 平野セクレタリー
Ni 地元に帰って早目のセカンドライフ、元気なうちに趣味を楽しみたい。
Na 夫婦二人で海の見えるようなところで、ゆっくり過ごしたい。
TuM 心身が健康であり適度な仕事、金銭的にも時間的にも余裕のある生活がしたい。夫婦で旅行に行きたい。子や孫に囲まれて過ごしたい。
Hit 仕事は70歳まで、夫婦ともに心身健康であること、認知症にはなりたくない。橋本さんや友人と今と変わらず、ゴルフしてお酒飲んで楽しみたい。孫の顔を見て、苦しまずに眠るように死にたい。その際は橋本政二さんに看取られたい。
Hig 既に半分老後かなあ~。元気で旅行、魚釣りとか楽しみたい。
Tuj 既に老後、車がまっすぐ駐車できない。親しい女性を整理して正しい性生活を送りたい。80歳まで仕事を頑張って、2000万貯金したい。
Nod 既に老後真っ最中、現役を引退したら楽しみが無く老化、痴ほうになってしまうから、50歳のつもりでまだまだ頑張ります。
Miy 老後最中です。最近、逆走してしまった。幸い無事故でした。仕事は人生を楽しむ為にがんばる。老後の理想は無いが、健康でいたい(黒ニンニクで現役です)。
Hir 家族みんなが幸せな生活を送ってほしい。ストレスのない生活を送りたい。
Hashi 心身健康でありたい。老後も死ぬまで仕事を続けて、人と関わっていきたい。栗林さんみたいに過ごすのが理想。
F班/小溝リーダー 片山セクレタリー
このテーマについて、「老後とは?」何歳からを老後とするのか?老後定義について、数名の会員が自己質問と分析を行われたようです。その中から、老後と定める年齢について報告がありました。これは、「人生100年時代の老後は何歳から」というアンケートへの回答の平均値です。男性の平均は67歳、女性の平均は67.15歳、全体として67.08歳を平均とする回答となったようです。
さて、これからはF班の会員からの発言をまとめてみました。理想の老後というテーマでしたが、発表された会員の年齢に限らず、「75歳まで現役として働きたい」という趣旨の意見が多くみられました。家族に対する収入面での責任としてこの年齢を節目とされているようです。同時に「老後はそれからかなあ」といった考えのようですので、北ロータリーの会員の大半はまだまだ老後に程遠いということでしょうか?
また、「子供のことについて、心配がなくなっていること」という意見も同じように多く見られました。これまで、子供に恵まれる度に、子育ては人生設計の中に、がっつり組み込まれてきたものでしょう。子供の独り立ちは、理想の老後とされるようです。そして、この意見はそのまま「家族や子供のために費やしてきた時間を、自分や夫婦のために使いたい」という意見に続いていました。旅行やスポーツといった趣味に割く時間の充実、これまで交流を深めてきた友人との付き合いが変わらず続いていくことを願う会員や、死ぬまでにプリンのプールに飛び込みたいといった夢を語られた会員もいました。
また、話は大きく変わり、親の介護等を担っていく現実を語る会員もいました。自身の老後はいつからだろうという意見をいただきました。多くの会員が抱える、また抱えていく実態ではないかと考えさせられました。
さて、F班には、自他ともに認める老後の実践者が2名いらっしゃいました。89歳の緒方会員と、90歳の栗林会員です。お二人の話をじっくり拝聴いたしました。
まず、緒方先生は、老後をいかに生きるか?とお話しくださいました。理想と現実の違い、人生は思わぬところに向かうものである。とご教示され、ご自身書下ろしのノンフィクション短編小説『落ち武者、二人』を朗読くださいました。会社経営に失敗し倒産した会社社長がタクシー運転手に転職いたします。その運転手の初乗り客となった作者・緒方氏。僅か10分ほどの車中での会話を小説に書き起こされたものです。
栗林会員におかれては、すでに老後であると、最近自覚されたとの切り出しから、長老と呼ばれることが多くなったと、その理由の一つをお話しくださいました。そして、大事なことは、自覚であるということだ。とご教示くださいました。そのうえで、自分の意見にこだわりたくない、人様の意見を大事にする。そして、人様の役に立ちたいと、北ロータリーでの普段の姿勢を示してくださいました。最後には、松下幸之助の詩をご紹介くださいました。
青春とは心の若さである
信念と希望にあふれ 勇気にみちて
日に新たな活動を続けるかぎり
青春は永遠にその人のものである
理想の老後は、人それぞれ、共通のことは、生きがいを持つこと、また保つことにあると感じました。