4月11日例会


会長の時間

〈日本の国花〉について

 先週は親睦委員会の皆さんの素晴らしい企画により楽しい花見例会が出来、ありがとうございました!花見といえばやっぱり桜ですネ。ところで日本の国花(国の花)は何だと思いますか?

 一般的な答えは桜か菊と答える方が多いと思いますが、法的に定められた国花としては無いそうです!

 国花の定義とは……「その国民に最も愛され、その国の象徴とされる花」と称してあります。……パスポートの紋章や皇室の象徴が菊なので菊の印象が強いかも知れませんが、国民が最も愛するという意味では桜の方がはるかに勝るのではないかと思いますが?……そうすれば桜も菊も……国花と言えるのではないでしょうか。

 そもそも花見というのはいつ頃始まったのかというと、それは江戸時代にさかのぼり、8代将軍徳川吉宗公が庶民の憩いの場になればと、川の堤(ツツミ)に桜の木を植えた事から花見の名所となり全国に広がったのが花見の始まりのようです。

◎人は満開の桜を見て何故感動するのか? 又、何故こんなに美しいと感じるのか?

 私が思うには、桜の花は約2週間程の命です!パッと咲いてサーッと散っていく。それも、人に見られようと思って咲いているのではなくその時期だけ一生懸命咲いて散っていく……だから美しいし、感動もひとしおではないでしょうか! もし、これが一年中咲いている桜だったらどうでしょう、感動するでしょうか? 人も死ぬから尊いのであって、世間から認められても認められなくても良いのです。今を精一杯生きていく……そこが大切な処ではないでしょうか? もし人が死ななかったら、一生懸命に生きるという事をするでしょうか!

 私はある人から、「人は二度死ぬ」と聞いた事があります。一回目は身体(肉体)の死……しかし身体はなくても魂は存在するといいます。祖父(じいさん)や祖母(ばあさん)の話は出てきますがその上の曽祖父(ひいじいさん)や曾祖母(ひいばあさん)の話はあまり聞かないですよネ。自分の話が、この世から出なくなった時、つまりみんなの記憶から完全に消えた時が二度目の死を迎えるそうです……。

 私達も一生のうち、何か記憶に残る様な事が出来れば良いなと思いますが……皆さんどうでしょうか?

・ゲスト 社会福祉法人 南高愛隣会 常務理事 松村 真美様

・米山奨学生 ハ・ティ・ヒエンさん


卓話

社会福祉法人 南高愛隣会 常務理事 松村 真美 様