9月8日例会


会長の時間

 辻本隆君、今年度例会初出席、ありがとうございます。

“日本一高い給料” ⇒ キーエンス

世界長者番付の2022年版

 ファーストリテリング(ユニクロ)・柳井正氏(54位)とソフトバンクグループ・孫正義氏(74位)という世界的経営者の間に割って入ったのが、資産額239億ドル(約2兆9400億円)で61位にランクインした滝崎武光氏(76)である。

 滝崎氏はセンサーのメーカーであるキーエンスの名誉会長で、米経済情報サービスのブルームバーグが昨年9月に公表した『ブルームバーグ・ビリオネアズ・インデックス』(2021年9月14日時点)では、保有資産で柳井氏を抜いて日本一になったとも報告されている。柳井氏と孫氏がコロナ禍で株価の下落により資産を減らしたのに対し、滝崎氏はキーエンスの株価が大幅に上がったことで、両者を抜き去る結果となったという。

 日本一の富豪と言われても、滝崎氏は柳井・孫両氏に比べると知名度が低く、人物像もほとんど知られていない。

 キーエンスは、1974年に滝崎氏が兵庫県尼崎市に設立した会社で、自動車や精密機器、半導体などの工場で生産工程を自動化するファクトリーオートメーション(FA)にかかわるセンサー類を開発・製造するメーカーである。

 2020年度の売上高は5381億円で、対する営業利益は2968億円。営業利益率は51.4%に達している。東証プライム企業の平均的な営業利益率は7~8%とされているので、同社は突出して高い。ゆえに株価を押し上げ、時価総額(2022年4月12日現在)は13兆2000億円。トヨタ自動車、ソニーグループ、NTTに次ぐ4位である。

 2021年3月決算社員平均年収は1930万円、2022年3月決算発表では2182万円。当クラブ会員の平均年収は2000万円と聞いております。業績に連動するため年ごとに差があるが、東証プライム企業のなかでもずば抜けて高く、“日本一給料が高い会社”と呼ばれている。

 「工場を持たず開発に特化し、設備投資を最小限に抑えている。卸問屋を一切使わない直販体制で中間マージンを省き、値引きを禁止することで、極めて高い利益率を実現しているのです」

 顧客が抱える問題を営業社員が見つけ出し、それを解決する製品を開発して提供するスピードが極めて速いのが同社の強みだという。

 では、この高収益企業を一代で築いた滝崎氏は、どんな経営者なのか。

 兵庫県立尼崎工業高校を卒業後、外資系のプラント制御機器メーカーに勤めた後、20代で二度起業したが失敗し、三度目の正直で27歳のときにリード電機(現キーエンス)を起業した。当初は大手が手がけないニッチ製品を製造していたが、自動車工場などで使う検出センサーの大ヒットでジャンプアップし、センサー業界のトップヘと同社を導いた。

キーエンスは日本有数の企業であるにもかかわらず知名度が低いのは、製品が一般消費者と無縁の工場向けで、テレビでCMを流す必要がなく、広告宣伝は要らないと割り切っている。

 私が知る限り、日本で2番目に給料が高い企業は、当クラブ会員が経営されている「宅島企業グループ」です。

 9月22日?は、アルコール検知器の話をします。

・ゲスト 一般社団法人諫早青年会議所 理事長 平湯隆一朗様

・米山奨学生  柳恵蘭さん

卓話 今年のJC活動報告について

一般社団法人諫早青年会議所 理事長 平湯 隆一朗 様

(1)こども食券プロジェクトについて

(2)のんのこ諫早まつりについて